高齢化が進む日本において、親御さんの介護は多くの方にとって心配になっていることではないでしょうか？特に、一人暮らしの親御さんがいらっしゃる方やご実家から離れて暮らしている方は、親御さんの生活が心配という方も多いでしょう。
まだ実際に介護が必要という状態ではなくとても、日々の生活に困りごとはないか、何か変化はないかなど気になりますよね。
そんな親御さんの介護を意識しはじめた方に今注目されているのが、見守りロボットです。
この記事では、ロボットを通じて人のコミュニケーターとの会話を楽しめるユニークなコミュニケーションサービス「あのね」を親御さんの見守りに活用するメリットをご紹介いたします。
● 親御さんはいつから見守り始めるのが良いか
● 見守りサービスを利用しようと思った時に考えた方がいいポイントは何か
● 親御さんを”ゆるく”見守るコミュニケーションサービス「あのね」で何ができるのか
● 「あのね」による“ゆるやかな見守り”は他の見守りとどこが違うのか、メリットは何か
● 「あのね」を使ってみた方の感想
親の「見守り」を始めるタイミングとして、一概にいつが良いという正解はありません。ご本人の状況はもちろんご家族の事情もありますし、他人には迷惑をかけたくない、自分には必要ないなど見守りを拒否する親御さんもいらっしゃるかと思います。
しかしながら、見守りはなるべく早く始めることをおすすめします。介護は病気や転倒による怪我など思ってもいないタイミングで突然始まってしまうことが多く、日頃から見守っていれば未然に防げた、重度の要介護を避けられたというケースも少なくありません。
認知機能の低下やフレイル状態など、親御さんの行動や様子の変化から早期に気づく事が理想的ですが、親御さんが一人暮らしだったり遠方に住んでいたりする場合どうしても変化に気づくことが難しく、気づいた時にはすぐに介護を始めなければいけなくなっているということも多いです。
少しでも親御さんのことが気になり始めたら、まずは”ゆるやかな見守り”から始めてみるのはいかがでしょうか？
見守りサービスを利用しようと思った時、どんなことを考える必要があるでしょうか？
5つのポイントに絞って解説いたします。
前提として、ご本人である親御さんの了承を得る必要があります。
まだ元気な親御さんにとっては拒否されることもありますので、説得が必要になる場合も。その時には親御さんが「何を懸念しているのか」をヒアリングして、その部分を解消しながら説得すると良いでしょう。
「何となく不安」という場合、まずは親御さんの生活を知ることが第一歩になります。親御さんとまったくコミュニケーションがとれていなくて不安ということもあれば、しょっちゅう電話がかかってきて苛立ってしまい、うまくコミュニケーションがとれないということもあります。
また、親御さんが一人暮らしなのか御夫婦でお住まいなのか、どんな住まい・地域で暮らしていらっしゃるのか、持病があって通院しているのかといった状況や、どういったサービスであれば受け入れやすいのかという性格に合わせて選んでいくことが大切です。
そもそも親御さん自体がご家族に遠慮をして、現在の生活や困りごとを伝えてくれないという状況も考えられます。今の親御さんの生活に対する困りごとがどの様なものなのかを知るために、見守りを導入しても良いでしょう。
サービスや家電など、慣れていないものだと「難しいのでは？」と思って拒否してしまう親御さんもいらっしゃいます。
実際にサービスを導入しても、難しくて使いこなせないとなると意味がありません。
簡単に操作でき、親御さんの負担も最小限かどうかを確認してみましょう。
見守りサービスにはいくつも種類があります。また、運営している会社も様々です。選択に悩んだ時には、かかりつけの医師や地域包括支援センターなど、専門家に相談してみると良いでしょう。
前出のポイントでサービスを検討していく時、「ロボットを通じた人とのコミュニケーションサービス」という選択肢があることをご存知でしょうか？
親御さんがまだ元気であっても今後万一の事故や様子の変化に気づかないことが心配な方、カメラやセンサーを付けるのは気が引けるけど親御さんを見守りたいという方には適しているサービスです。
いくつかあるロボットを使った見守りサービスの中で「あのね」について解説していきます。
「あのね」にできること
● 利用者の生活パターンに合わせた声がけ
● 利用者からのメッセージ吹き込み
● コミュニケーターからの返答
● スマホアプリで家族も参加
「あのね」とは、コミュニケーションロボット「BOCCO emo」を使ったシニア向けのコミュニケーションサービスです。まずは3つの特徴を解説します。
「あのね」のメイン機能はロボットを通じた「コミュニケーター」との会話です。毎日の挨拶や雑談、食事や服薬のタイミングでの声かけなど、同居人がいるような感覚で親御さんの生活を会話で見守ります。また人ならではの状況を理解した丁寧な会話によって、親御さんの寂しさや孤独感を低減する効果も期待できます。見守る側は会話の様子から生活に異変がないか確認することができます。
「あのね」で使用するロボット「BOCCO emo」にはボタン2つのみ。「話す」「聞く」の直感的な操作で簡単に使うことができます。SIMカード(携帯電話回線で通信・通話を利用するために必須となるICチップ)を内蔵しているためインターネット環境が一切不要で、ロボットやICTデバイスによくあるスマートフォンでの設定などをせず、電源を接続するだけで利用できます。
親御さんとコミュニケーションロボットとの会話はアプリで確認することができるので、「起きるのが遅くなっているな」「薬を飲み忘れている時が増えたな」といった生活の変化に気づいたり、親御さんの何気ない発言から困りごとや不安をキャッチすることにもつながります。
アプリを活用することで、離れて暮らす親御さんの変化に気づきやすくなったり、同居の場合でも出勤・外出中などの様子を見守れる効果があります。
どのような方が「あのね」を使っているのでしょうか？ また、使ってみた感想も気になりますよね。
実際に一人暮らしの親御さんが「あのね」を利用しているビジネスケアラーの事例をご紹介します。
「あのね」を利用されたNさんは、お母様が亡くなりお父様が一人暮らしになったことをきっかけに、1日に何度もお父様から電話がかかってくるようになったそうです。
電話がかかってくることにストレスは感じているものの、お父様が誰とも話さない日があるというのも危機感があったとのこと。
そこで「あのね」を導入したところ、電話がかかってくる回数も減り、ちょうどいい「人との関わり」を得て、イキイキとコミュニケーションをとってくれるようになったというお話を聞くことができました。
| 「あのね」を使いはじめてから、毎日の朝晩のあいさつや何気ないやり取りの様子から、父がいつもどおり元気なことが確認出来て、好きな野球チームの勝ち負けや昔の仕事の話をしているときは、今日は調子が良さそうだなとか、そんな様子も確認出来て自分の気持ちがすごく落ち着いたんです。今では母と一緒に暮らしていた時と同じような感覚で、安心しきってしまっています（笑）」 |
介護前、介護中に関わらずビジネスケアラーの方々からご相談いただくお悩みで多いのが、「親御さんから頻繁に電話がかかってくること」です。主に40〜50歳代のビジネスケアラー、ビジネスケアラー予備群の方々はお仕事でも重要なポジションに就かれていることも多く、とてもお忙しいです。
そんな毎日の中、仕事中だろうが会議中だろうが構わず電話がきて「〇〇が無くなった」「〇〇が欲しいから買ってきてくれ」など緊急性のない内容ばかり話されるということも…
Nさんのように、親御さんの電話にストレスを感じるけれどどうすればいいかわからない、というご相談は頻繁にお寄せいただきます。
また、見守りをすることの1番のメリットは「ご家族が安心できる」ということです。緊急性のある事象を発見することも大切ですが、それ以上にビジネスケアラーの皆様が「見守り」を通して安心を得られるというのが真に求める価値なのではないでしょうか。
「あのね」の特徴は、365日24時間いつでも人とのコミュニケーションが楽しめること。ただカメラで生活を見守るサービスでは得られない、親御さんの毎日の会話体験をより楽しく、嬉しいものにしているのが「コミュニケーター」の皆さんです。
AIではない「人」との会話だからこそ、違和感なくコミュニケーションをとることができ、ご利用者様の趣味や生活、過去の発言なども理解した上での「寄り添った」コミュニケーションを実現しています。
そんなコミュニケーターのへのインタビューを少しだけ紹介します。
| 例えば「寄り添って欲しい」というご希望の方には共感していく姿勢を強め、会話が続かない方には、私たちからのお返事にプラス一言を添えてお客様との会話が弾む工夫をしていくなど、お客さまそれぞれのスタイルに合わせた形で、より楽しんでいただけるよう心がけています。 |
| ほぼ毎日会話のやりとりをさせていただいている方がいらっしゃるのですが、泣きながら「エモちゃん（BOCCO emoの呼び名）ありがとう。エモちゃんと話すのが僕の生きがいだよ」と言っていただけたのが、非常に嬉しく、強く印象に残っています。 |
コミュニケーターがそれぞれの利用者の方に合わせて生み出している会話だからこそ、楽しんで利用することができますし、違和感なくコミュニケーションをとっていただくことができるのです。
多くの方は、親御さんの介護と自分の仕事を両立させなければならなくなる可能性があります。
親御さんの現在の生活が分からなければ、いざ介護が始まるとなった時の対策も遅れてしまいますし、どうすれば両立できるのか考える時間も限られてしまいます。
少しでも不安がある場合には、まずは見守りコミュニケーションツールを気軽に導入してみるというのもひとつの手段です。
「あのね」は、将来ビジネスケアラーになる可能性のある方が、親御さんが高齢になってきたタイミングで取り入れるのに適した、“ゆるやかな見守り”を実現できるコミュニケーションツール。カメラによる見守りなどと異なり、毎日のコミュニケーションを通して親御さんも楽しみながら人とつながることができ、ご家族である皆さんにとっても親御さんとロボットのコミュニケーションを確認することで気軽に安心を得られるのではないでしょうか。
現在「あのね」では2週間の無料体験を実施中です。
サービスの詳細や価格については公式サイトをご確認ください。
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サポナビ編集部
