「親の体調が心配だけど、どこに相談したらいいか分からない」
「介護っていつから、どうやって始めればいいの?」
そんな悩みに最初に応えてくれる場所が、地域包括支援センターです。
聞き慣れない名称かもしれませんが、全国すべての市区町村に設置されている公的な相談窓口。介護や健康、お金の管理など、高齢者の暮らしにまつわることなら、何でも相談できます。
地域包括支援センターは、言わば「高齢者の暮らしのよろず相談所」。
主に以下のような支援を行っています。
高齢の家族が不安な状況になったとき、家族からの相談も歓迎してくれる場所です。
地域包括支援センターには、次の3つの専門職が連携して常駐しています。
それぞれの視点から状況を見て、適切な支援方法を一緒に考えてくれます。
具体的にできることは多岐にわたりますが、代表的な内容は次のとおりです。
まだ介護は必要ないかも…という段階でも相談できます。
「今すぐ困っていないけど、不安がある」そんな相談でも歓迎してくれます。
たとえば、こんな声に寄り添ってくれます。
小さな疑問でも、話すことで「何をどうすればよいか」が見えてきます。
一つでも当てはまったら、迷わず地域包括支援センターに相談してみてください。
お住まいの市区町村ごとに担当のセンターが決まっています。
「市町村名」+「地域包括支援センター」で簡単に検索できます。
介護のスタートは、突然やってきます。
でも、前もって「頼れる場所」を知っているだけで、初動は変わります。
地域包括支援センターは、無料で相談できて、親身になってくれる公的な窓口です。
「今すぐ困っていなくても相談していい」──その言葉を忘れずに、まずは一歩、情報を取りにいってみませんか?
介護プロ編集部