1分でわかる「ケアマネジャーの選び方」~得意分野・連絡体制・相性から選ぶ

1分でわかる「ケアマネジャーの選び方」~得意分野・連絡体制・相性から選ぶ

介護の現場で頼りになる存在、それがケアマネジャー(介護支援専門員)です。とはいえ、「どんな人がいいの?」「今の担当者と合わない気がするけど、変えていいの?」と悩む方も少なくありません。この記事では、ケアマネジャーに相談できること、探し方、そして「信頼できる人」と出会うためのチェックポイントまでをわかりやすく解説します。

 

ケアマネジャーに相談できることは意外と多い


ケアマネジャーは、介護保険を使ったサービスの計画を立てるだけではありません。たとえば次のような相談にも対応してくれます。

  • 要介護申請が必要かどうかの判断・アドバイス
  • 月1回の見守り訪問と家族への報告
  • 本人が要介護申請を拒んでいる場合の説得
  • 介護保険外サービスの紹介や手配
  • 要介護申請の代行
  • 家族の事情を踏まえた無理のないケアプラン作成

制度上は「要介護認定」が出てからケアマネジャーがつきますが、実際には、こちらから依頼すれば申請前から相談に乗ってもらえる場合もあります。

 

ケアマネジャーはどう探す?

ケアマネジャーは、各地域の「居宅介護支援事業所」に所属しています。自治体の介護保険課や地域包括支援センターでリストをもらい、その中から連絡して依頼します。

すぐに介護サービスを受けたい場合は、要介護認定の前でもリストをもとに直接連絡を取り、申請の代行を依頼することも可能です。

 

良いケアマネジャーを見極める3つの視点

得意分野が合っているか

ケアマネジャーは看護師や介護職など、もともとの専門職を持つ人がほとんど。そのため、得意分野があります。たとえば、

  • 医療処置が必要なら元看護師の人
  • 一人暮らしの支援なら訪問介護経験者 など

さらに、利用者や家族の変化に応じて、介護サービスの見直しや制度活用のアドバイスができる専門性があるかどうかも大切です。聞き上手なだけでなく、具体策を提案できる力があるかを見てみましょう。

 

連絡が取りやすいか

平日9~18時だけでは都合が合わない人も多いはず。連絡手段や対応時間について、最初に確認しておくと安心です。

また、緊急時や方針変更が必要なとき、すぐに対応してくれるかもポイント。即対応できなくても、他の専門職と連携して柔軟に動ける人なら頼りになります。

 

話しやすい人かどうか

どんなに経験があっても、話しづらい相手では本音を伝えにくくなります。連絡のしやすさ、説明の分かりやすさなど、自分にとって「話しやすい人かどうか」はとても大事な基準です。

あらかじめ相談したいサービス事業者がある場合は、そこと連携しやすいケアマネジャーかどうかも確認してみましょう。

 

ケアマネジャーは変更も可能


「対応が遅い」「伝えた内容が反映されない」など、ケアマネジャーに対して不満があるときは、まずは本人に率直に相談してみましょう。それでも解決しない場合は、ケアマネジャーが所属する事業所や地域包括支援センターに相談し、担当を変えることも可能です。

ただし、本人が今のケアマネジャーを信頼している場合、変更によって混乱が生じることもあるため、ご本人の気持ちを優先しながら慎重に検討してください。

確認はこちら「地域包括支援センターマップ」
アドレス:https://navi.lyxis.com/actions/care-map/

 

まとめ

介護を支える土台となるケアマネジャー。適切な人と出会えれば、制度の使い方も、日々の不安も、大きく変わってきます。

今回の記事をヒントに、ご自身やご家族に合ったケアマネジャー探しを進めてみてください。

この記事の監修者

介護プロ編集部

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