超高齢社会のなか、高齢の方を支えるご家族の負担や不安は明らかに大きくなっています。にも関わらず、新規の要介護申請は減っているということがわかりました。
ただでさえ家族で抱え込みがちな「介護」や「老い」の問題が普段以上に表に出にくくなっており、「仕事と介護の両立支援」を行うリクシスにも、多くのご家族が不安や負担を抱え込んでいるという声が寄せられています。
こうした危惧から、高齢の方を支えるご家族向けに「介護負担を軽減する民間サービスの一覧」を作成しました。支援体制を整える手順、相談先についてもあらためて記載しています。
今はご自身にも余裕が無い状況だと思いますので、できるだけ「がんばらず」に、各種の相談窓口や公的支援、民間サービス等を利用して負担を軽減していただきたいと思います。
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ここでは介護保険外のサービスを民間サービスと呼んでいます。
介護が必要な家族が遠方にいる方や、何らかの原因で家族の介護が難しくなった方の介護負担軽減の手段となる民間サービスを一覧にしています。
このページでは、特にニーズの高い「食材の調達」「宅食」「見守り、安否確認」「家事代行」の中から、「家事代行」について、利用可能な民間サービスを記載しています。
以下のような状況に置かれている方の負担が少しでも軽くなる一助になればと思っています。
気になるサービスをクリックすると、具体的な民間サービスが表示されます。
ご高齢の家族に関するお困りごとは各自治体の以下のような窓口でご相談可能です。電話でご家族が代理で相談することも可能です。 公的サービス、地域ボランティア、近隣で利用できる民間の代替サービスなどについての知識を持った専門の職員が対応しますので、 まだ要介護申請をする段階でなくても、高齢に伴う困りごとや不安があればご相談ください。
※外部リンクに飛びます
近くに家族や少し家事を手伝える人などがいない場合、必要があればヘルパー等を利用されるかとは思いますが、介護申請前や公的サービスでは足りない場合に自費のヘルパーや家事代行サービスを利用される場合があります。 ボランティアなどによる短時間の家事サービスなどを各自治体・社会福祉協議会などが運営している場合がありますのでご確認ください。
介護保険サービス事業者(訪問介護等)が運営する、保険外のサービスです。介護申請前の方や、介護保険内ではできない内容の場合に利用されます。 概ね全国展開している介護事業者が行う自費サービスについて記載しています。
URL | https://www.nichiiweb.jp/kaji/ |
連絡先 | 0120-212-295 |
対象地域 | 概ね全国 (営業所ごとに対応可能範囲を確認) |
いま使える? | 可能 |
備考 | 介護申請との併用前提の場合や定期利用が優先 |
URL | https://www.saint-care.com/service/private_care/ |
連絡先 | リンクより問い合わせ |
対象地域 | 営業所ごとに対応可能範囲を確認 |
いま使える? | 可能 |
備考 | 介護保険サービス優先 |
URL | http://www.yasashiite.com/subdomains/division/11 |
連絡先 | 0120-885-082 |
対象地域 | 営業所ごとに対応可能範囲を確認 |
いま使える? | 可能 |
備考 | その他安否確認サービスあり |
ご家族が近隣にいない場合やご本人が難しい場合、自宅の家事等を短時間代行してもらいたい時に家事・買い物代行サービスが利用できます。 ここには記載していませんが、長時間対応してもらいたい場合は家政婦紹介等のサービスが利用可能です。
URL | https://www.happy-bears.com/ |
連絡先 | 0120-552-445 |
対象地域 | 北海道 埼玉県 茨城県 千葉県 東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、奈良、福岡 |
いま使える? | 可能 |
備考 | 高齢者向けサービスあり サービス内容ごとに対応エリアが異なる |
URL | https://casy.co.jp/area |
連絡先 | リンクより対応エリア確認 |
対象地域 | 関東、関西、宮城、愛知 |
いま使える? | 可能 |
備考 |
ご紹介のように、今ではたくさんの民間サービスがあります。
各世帯の状況により、最適なサービスを比較検討してみるのは如何でしょうか?
木場 猛(こば・たける) 株式会社チェンジウェーブグループ リクシスCCO(チーフケアオフィサー)
介護福祉士 介護支援専門員 東京大学文学部卒業。高齢者支援や介護の現場に携わりながら、 国内ビジネスケアラーデータ取得数最多の仕事と介護の両立支援クラウド「LCAT」ラーニングコンテンツ監修や「仕事と介護の両立個別相談窓口」相談業務を担当。 3年間で400名以上のビジネスケアラーであるご家族の相談を受けた経験あり。セミナー受講者数、延べ約2万人超。
著書:『仕事は辞めない!働く×介護 両立の教科書(日経クロスウーマン)』
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