#仕事と介護の両立

介護にとって最も重要なこと(親の人生とは)

かぐや姫の介護 #仕事と介護の両立

親の人生とは

仕事と介護との両立準備について役立つ情報をお届けするメルマガシリーズの一部を記事化。今回は、超高齢化社会を生き抜く上でのサバイバルスキルの一つ「介護にとって最も重要なこと」についてお伝えします。

問題

あなたがかぐや姫ならどうする?家族にとっての「初期の対応法」

なかなか想像しにくく向き合いたくない介護というテーマ。
程良いリアリティと距離感をもって体感いただくため、あえて現実的なストーリーではなく
皆さんご存知の「かぐや姫と翁のその後の物語」を題材にしています。

かぐや姫が月に帰って10年後。

一人暮らしの翁が
竹取に出かける途中で転倒し、
自力では歩けない状態になったと、
近所に住む帝から月に連絡が入る。
急いで帰省するかぐや。
実家に帰ってみると、
翁は自力では立つことさえ辛そうな状況である。

聞くと、数か月前にも何度か転倒しているという。

あわてて病院に連れていくと
「足の骨にひびが入り全治1ヵ月」との診断。
しばらくは松葉杖生活で、一人では生活できそうにない。

「でも私は仕事があるし……どうしよう……」

 

あなたがかぐや姫なら、竹取の翁をいつまで竹林 (どうしても行きたい場所)に行かせますか?

  1. まわりに迷惑をかけない限りは、本人の足で行かせる
  2. 本人が「行きたい」という限りは、まわりの助けを借りて行かせる
  3. 例え本人が(重度の認知症や寝たきり等で)自分から「行きたい」と言わなくなっても、周りの助けを借りて命尽きるまで行かせる
  4. そのほか

あなたの親御さんにとって「竹取(どうしてもやりたいこと)」が何か知っていますか?

  1. 実はよく知らない
  2. なんとなく分かっているつもりだが、確かめたことはない
  3. 本人と話したことがあり、具体的に理解している

出典: LCATマイクロアクティブラーニング「介護にとって最も重要なこと」

回答

皆さんの回答結果

とても大事なことなのに、「よく知らない」「確かめたことはない」という現実

出典: LCATマイクロアクティブラーニング「介護にとって最も重要なこと」

親の人生の理解は、
介護時に本人の自立心や生活意欲を引き出すことにつながります

大事なことは、自分が情熱を注いできたことを、ご本人の口から話していただくことです。

 

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この記事は専門家に監修されています
 介護プロ
木場 猛(こば・たける)

株式会社チェンジウェーブグループ リクシスCCO(チーフケアオフィサー)
東京大学文学部卒業。2001年の在学中から現在まで22年以上にわたり、介護士・ケアマネージャーの現場職として、2,000世帯以上のご家族を担当し、在宅介護、仕事と介護の両立支援に携わる。
著書:『仕事は辞めない!働く×介護 両立の教科書(日経クロスウーマン)』https://amzn.to/3ryjZNg

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