高齢の親が階段の多い家で一人暮らし。介護認定なしでも使える住まいの支援制度は?

高齢の親が階段の多い家で一人暮らし。介護認定なしでも使える住まいの支援制度は?

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91歳になる実母について相談です。


母は国民年金と、ほんのわずかな厚生年金だけで生活しています。私(娘)は60歳になるまで仕送りをしていましたが、再雇用で給与が下がったこともあり、現在は仕送りをしていません。


母は3年前に脳梗塞を患いましたが、幸い後遺症はなく、自分で買い物もできるなど、基本的には自立した生活を送っています。近所にある老人保健センターへも通い、習い事や軽い体操などにも参加しています。


住まいについてご相談です。現在、母は私と夫の共有名義になっている3階建ての小さな戸建てに一人で住んでいます。父(母の夫)は数年前に他界しており、長年別居していたこともあり、財産等はありません。


この家は、1階にお風呂とトイレ、2階にキッチン、3階にベランダと寝室がある間取りです。さすがに高齢の母にとって階段での移動は負担が大きく、転倒のリスクも心配です。現在は3階の寝室ではなく、2階で寝ているようです。


高齢者向けの府営住宅にも、募集があるたびに申し込んでいますが、競争率が高く、なかなか入居には至っていません。


母には、安全な場所で安心して暮らしてほしいと思っています。ただ、介護認定は受けておらず、自立しているため、こういったケースで公的に利用できる制度や支援があるのかどうかが分からず、不安に感じています。


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ご高齢のお母さまが、趣味を楽しみながらお一人で生活されているご様子、本当に素晴らしいことだと思います。一方で、ご家族として「もし転倒したら…」という不安を抱えながら見守るのは、心労が大きいものですよね。 


結論から申し上げますと、今の段階でご検討いただける施設としては、

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回答者:岩瀬 良子(いわせ・りょうこ)

介護支援専門員(ケアマネジャー)・介護福祉士 京都大学卒業後、介護福祉士として、介護老人保健施設・小規模多機能型居宅介護・訪問介護(ヘルパー)の現場に従事。その後、育休中に取得した介護支援専門員の資格を活かし、居宅ケアマネジャーのキャリアを積む。「地域ぐるみの介護」と「納得のいく看取り」を志している。

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