要支援の母が自分でサ高住を探し始めた…このままでいい?

要支援の母が自分でサ高住を探し始めた…このままでいい?

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一人暮らしの母(88歳、要支援2)が、めまいや吐き気を伴って倒れるという出来事がありました。病院で検査を受けた結果、特に異常は見つからず、最終的には風邪との診断でしたが、本人としてはこの出来事をきっかけに将来が不安になったようで、自分でサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を探し始めました。見つけてきた施設は、家賃が月額約30万円で、サービス費は別途かかります。


このまま、お母様が希望するサ高住への入居を進めてもよいのでしょうか。それとも、このようなケースには他により適したサービスがあるのでしょうか。


現在は、米国在住の妹が毎日母に電話をしており、何か異常があれば私にも連絡が来るようになっています。また、母の自宅にはAUの見守りサービスを設置しており、生活リズムに異常があればすぐに把握できる体制も整えています。なお、私の自宅から母の家までは車で約1時間の距離です。


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お母様の急な体調不良、とても驚かれたことと思います。ただ、これまで、遠方にいる妹様と連携を取りながら、見守りサービスの設置なども含めて、お母様の変化に気づける環境を丁寧に整えてこられたことは、本当に素晴らしいご対応だったと感じます。そうした体制があるからこそ、今回の出来事を早期に把握でき、今後について冷静に考えることができているのだと思います。


結論から申し上げますと、施設入居の平均年齢は85歳前後と言われており、88歳のお母様が施設への入居を視野に入れることは、十分に現実的な判断です。そのうえで、要支援2というまだご自身で生活ができる状態であることを踏まえると、自由度が高い「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」を候補に挙げられるのは、妥当な選択肢と言えるでしょう。


とはいえ、今回の体調不良をきっかけに、不安が大きくなり、少し焦って判断を進めてしまっている可能性もあります。

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回答者:岩瀬 良子(いわせ・りょうこ)

介護支援専門員(ケアマネジャー)・介護福祉士 京都大学卒業後、介護福祉士として、介護老人保健施設・小規模多機能型居宅介護・訪問介護(ヘルパー)の現場に従事。その後、育休中に取得した介護支援専門員の資格を活かし、居宅ケアマネジャーのキャリアを積む。「地域ぐるみの介護」と「納得のいく看取り」を志している。

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