認知症とアルコール依存の父。同居している妹を守るために退職すべき?

認知症とアルコール依存の父。同居している妹を守るために退職すべき?

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2026年1月、遠方に住む妹が「高齢の父と一緒に暮らす」と言い、父を引き取りました。私は、父が妹の支えになるのではないかと思い、ひとまず安心していました。


しかし、5年ぶりに面会した妹は、足に障がいが残り、身体障がい者2種4級となっていました。その後、父は引っ越しをきっかけに認知症やアルコール依存症が進み、状態が悪化。医療保護入院となりました。


さらに、同居後に妹が父から暴力を受け、ケガをする事態となり、現在は心身ともにかなり弱っている様子です。


母は父と離婚しており、要介護2の認定を受けています。母は私の近くに住んでいるため、つかず離れずの距離でサポートしています。


私はこの土地を離れることができませんが、妹から「助けてほしい」と連絡を受けています。妹の力になりたいという思いから退職も考えています。来年が定年ではありますが、立場的にも介護休職を申し出にくく、このまま中途半端な形で仕事を続けることにも迷いを感じています。


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ご相談ありがとうございます。本当に大変な状況で、ご家族のことを思えば、「自分が動くしかない」と感じてしまうのも無理はありません。


ただ、妹さんを守る方法は「あなたが退職すること」だけではありません。正直に申し上げると、退職したとしても状況が劇的に改善するとは限りません。お父様に暴力が出ているという事実を踏まえると、今は家族が支えるフェーズというよりも、医療・介護の専門機関が主体となる段階です。


したがって、まずは専門職を巻き込んだ体制づくりを最優先に進めることが重要です。専門職に任せられる部分は任せることが、結果的に妹さんを守ることにもつながります。ご自身の退職について考えるのは、その後でも遅くはないように感じます。


今、取り組んでいただきたいことは、以下の2点です。

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回答者:岩瀬 良子(いわせ・りょうこ)

介護支援専門員(ケアマネジャー)/介護福祉士 京都大学総合人間学部卒業。病院・施設・在宅など多様な現場に従事し、介護職員初任者研修講師経験や英国ホスピス視察などを経て「地域ケア」と「納得のいく看取り」を探求・実践する。現在はその知見を活かし、「仕事と介護の両立」に関する個別相談やQ&A対応、専門記事の編集を担当。現場のリアリティと専門知識に基づいた、正確で温かみのある情報発信を行っている。【執筆協力】中央法規出版『生活援助従事者研修 公式テキスト』

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