御社のセミナーを受講しました。夫は田舎の長男で、結婚当初から義母と同居しているので、いろいろな公的サービスを受けられないと知り、とても不安になりました。今から、その時のためにできる備えがあれば教えていただけないでしょうか。

まず初めに、セミナーの内容によって、かえってご不安なお気持ちにさせてしまった点について、お詫び申し上げます。
たしかに、同居をしている場合に利用が制限される介護保険サービスは一部ありますが、一方で、同居であっても利用できるサービスも多く存在します。また、それらを補完するための手立てもありますので、以下、順を追ってご説明いたします。
まず知っておいていただきたいのは、同居であっても利用できる介護保険サービスは数多くあるという点です。たとえば、訪問介護やデイサービス、福祉用具のレンタルなどは、同居していても利用することができます。
同居の場合に利用が制限されがちな介護保険サービスの代表例として、「ヘルパーによる家事援助(洗濯・掃除・買い物・調理など)」があります。ただし、自治体の判断にはよりますが、同居されている方の体調や仕事の都合などにより、実質的に支援が難しいと判断された場合には、援助が認められるケースもあります。
また、こうした部分については、近年、保険外サービスが広く普及してきており、別の方法で補うことも可能です。たとえば、生協やネット通販、移動販売の利用、シルバー人材センターへの家事依頼、宅配弁当の活用などが挙げられます。困ったときには視点を少し広げ、介護保険以外の選択肢も含めて考えることで、解決できることは少なくありません。
以上を踏まえたうえで、今の段階でできる備えを3つご紹介いたします。
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