自分の将来の介護に関して心配があり、今住んでいる自治体から引越して故郷に戻ろうか検討しています。どちらの市が良いかアドバイスお願いいたします。

ご相談ありがとうございます。このように将来を見据えて行動しようとされているお気持ちは、とても大切な備えの第一歩だと思います。
介護を受ける場所を考える際は、「施設の数」や「制度の充実度」だけでなく、「誰とどのようにつながれるか」や「どのような環境が安心につながるか」といった視点もポイントとなってきます。
以下に、3つの視点をご紹介いたします。
① 支援体制の違いを確認する
自治体ごとに、提供されている介護サービスの内容や特色には差があります。それぞれの市のホームページから、地域の高齢者支援施策やサービスの全体像をご確認いただけます。
参考:
今回の場合、いずれの市も都市部にあたるため、介護サービスの基盤は比較的整っていると考えられます。また、全国に設置されている地域包括支援センターも両市にありますので、大きな支援の空白が生じることはないと思われます。
② 制度ではなく「つながり」で比較する
高齢期の暮らしにおいて、本当の支えとなるのは制度だけではありません。実際に安心感を左右するのは、「困ったときに連絡できる人がいるか」「日常的に相談できる関係を築けるか」という点です。
故郷に戻ることで、昔のご友人や親族と再びつながれる可能性がある場合、それも立派な安心材料になります。一方で、生活が現在の居住地で安定しており、地域との関係や支援体制が整っている場合は、今の環境を活かすという選択も視野に入るでしょう。
ご自身にとって何を大切にしたいか、どちらがより自然に感じられるか、ゆっくり考えてみるのも良いかもしれません。
③ 生活のしやすさ・移動手段・医療との距離も大切に
将来の日常生活や通院を想定すると、交通の利便性や医療機関との距離、日常の買い物環境なども重要な要素です。また、ご自身の趣味や外出のしやすさ、人との交流のしやすさといった視点も、健康寿命を延ばすうえで大きな意味を持ちます。
そのため、「どの市か」という大きな選択だけでなく、具体的にどのエリアに住むか(駅近なのか等)を楽しみながら想像して検討されることもおすすめです。
まだお時間がある段階かと思いますので、できる範囲で情報を集め、じっくりとご検討いただければと思います。少しでもご参考になれば幸いです。
具体的なご不安が出てまいりましたら、またいつでもお気軽にご相談ください。
