現在、91歳になる母が遠方に暮らしています。3年ほど前から、近くに住む姉が「母のそばで親孝行をしたい」との思いから、一緒に住むようになりました。その頃から、母の昔の書類などを姉が判断して処分するようになり、そこから気になることが増えていきました。台所やお風呂のリフォームにも、多額の母のお金を使ってしまいました。
物忘れがかなりひどくなってきていますが、介護認定は「要支援」のままです。姉にとっては、母が要介護になることで費用がかさむことが懸念もあるようで、「私が母を守っている」という強い自負のもと、仕事も辞めて年金生活を送りながら介護にあたっています。
さらに最近では、姉はヘルパーの資格を取得し、より介護に関わろうとしています。私は「親の介護は、たとえ近くにいるからといって安易にすべきではない」と伝えていますが、姉は「ヘルパーの資格があれば大丈夫」と考えているようです。
そのような姉にどのように接していけばよいでしょうか?
相談者様は介護についてよく学ばれているからこそ、ご家族が深く関わることによって、かえって状況が悪化しないかとご心配されているのだとお察しします。離れて暮らしておられる分、いっそうご不安を抱かれるのも無理はありません。
さて、現在、お姉様とご意見が食い違っているとのことですが、こうした状況では当事者同士で話し合っても平行線になりがちです。そのため、
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