住民票が別の自治体にある場合でも、現在の住まいで訪問看護は利用できる?

住民票が別の自治体にある場合でも、現在の住まいで訪問看護は利用できる?

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現在、私の家で同居している者が介護を必要とするようになりました。

事情があり、私は現在住んでいる自治体に住民票がありますが、同居人は別の自治体に住民票を置いています。このような状況でも、私の家で訪問看護を利用することは可能でしょうか。


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ご相談ありがとうございます。

結論から申し上げますと、現在お住まいのご自宅で訪問看護を利用できます。


介護保険サービスは、住民票と実際の居住地が異なる場合でも、一部のサービスを除いて、現在お住まいのご自宅でご利用可能です。「一部のサービス」とは、小規模型の「地域密着型サービス」と呼ばれるもので、これらのサービスは事業所が所在する市区町村の住民のみが利用対象となります。一方、訪問看護・訪問介護・一般的なデイサービスなどは、市区町村をまたいで利用できます。


ただし、介護保険の保険者は住民票のある自治体となるため、要介護認定の申請や更新などの手続きは、住民票のある自治体とのやり取りになります。そのため、郵送での手続きや、状況によっては自治体へ足を運ぶなどの手間が生じることがあります。


こうした申請や更新の手続きは、担当のケアマネジャーに代行を依頼できるものもあります。期限直前に慌てずに済むよう、早めにケアマネジャーへ状況を伝え、必要な手続きやスケジュールを確認しておくと安心です。また、住民票のある自治体の介護保険担当窓口に相談し、介護保険に関する重要書類を現在の住所へ送付してもらえるよう手続きをしておくと、書類の見落としを防ぎやすくなります。


なお、自治体ごとに運用ルールが異なる場合もありますので、実際の手続きや利用方法については、お近くの地域包括支援センターや担当のケアマネジャーに確認しておくと確実です。お一人で手続きを抱え込まず、専門職に早めに頼りながら準備を進めてみてください。ご参考になりましたら幸いです。

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回答者:岩瀬 良子(いわせ・りょうこ)

介護支援専門員(ケアマネジャー)/介護福祉士 京都大学総合人間学部卒業。病院・施設・在宅など多様な現場に従事し、介護職員初任者研修講師経験や英国ホスピス視察などを経て「地域ケア」と「納得のいく看取り」を探求・実践する。現在はその知見を活かし、「仕事と介護の両立」に関する個別相談やQ&A対応、専門記事の編集を担当。現場のリアリティと専門知識に基づいた、正確で温かみのある情報発信を行っている。【執筆協力】中央法規出版『生活援助従事者研修 公式テキスト』【出版】「介護に向き合う人を支える 気持ちが軽くなる12のヒント : ケアに宿る意味を見つける実践術」

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