配偶者を亡くした母が「父のもとに行きたい」と言う…高齢者うつでしょうか?

配偶者を亡くした母が「父のもとに行きたい」と言う…高齢者うつでしょうか?

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86歳の母についての相談です。昨年秋に父が亡くなり、現在は一人暮らしをしています。何度も同じことを尋ねるなど物忘れが目立ち、認知症ではないかと思っています。しかしそれ以上に気になっているのが、母がしきりに悔やみごとを口にすることです。「長年連れ添った父のもとに行きたい」「どうしてこんなことになってしまったのか」と、泣きそうな様子で話します。

高齢者うつなのでしょうか。

現在は要支援2でデイサービスに通っており、それは楽しんでいる様子です。今の段階で、近くの精神科や心療内科を受診した方がよいでしょうか。


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お母様に少しでも日々を穏やかに過ごしてほしいと思うお気持ちが伝わってきました。「父のもとに行きたい」といった言葉を聞くたびに、胸が締めつけられる思いをされているのではないでしょうか。


まずお伝えしたいのは、配偶者を亡くされてからまだ一年も経っていないのであれば、悲しみが深いのは決して不自然ではないということです。長年連れ添ったご主人との別れは、人生の大きな喪失です。強い寂しさや後悔の言葉が出るのも、事実として自然な経過の一つです。


「悲しんでいいんだよ」と伝えてあげてください。


お母様が今感じている寂しさや涙を否定せずに、まるごと受け止めることから始めてみてください。悲嘆を否定しないことは、悲嘆が少しずつやわらいでいくための大切な第一歩です。


もう一つ大切なのは、

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回答者:岩瀬 良子(いわせ・りょうこ)

介護支援専門員(ケアマネジャー)/介護福祉士 京都大学総合人間学部卒業。病院・施設・在宅など多様な現場に従事し、介護職員初任者研修講師経験や英国ホスピス視察などを経て「地域ケア」と「納得のいく看取り」を探求・実践する。現在はその知見を活かし、「仕事と介護の両立」に関する個別相談やQ&A対応、専門記事の編集を担当。現場のリアリティと専門知識に基づいた、正確で温かみのある情報発信を行っている。【執筆協力】中央法規出版『生活援助従事者研修 公式テキスト』

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