拒否がある両親との適切な距離を保つために、介護サービスをうまく使うには?

拒否がある両親との適切な距離を保つために、介護サービスをうまく使うには?

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父が認知症で要介護1、母は足腰が悪く、要支援です。

母はもともと依存的で被害的な傾向があり、父に頼ってきたのですが、父の認知症が進行し、家庭内での衝突が日常的になっています。


先月末には父が帰宅できず、警察に捜索願を出す事態になりました。幸い無事でしたが、翌日にはまた一人で買い物に行かせており、母の対応にも限界を感じています。母からは日々ヒステリックな電話があり、愚痴ばかりで状況が改善しないため、最近は必要な内容以外には電話に出ないようにしています。


このような状況の中で、地域包括支援センターとは連携を取り、メールのやりとりを継続しています。今月末には面談も予定しています。


この一週間では、父が暴れた、物を壊した、離婚騒動などの連絡が母から入り、センターにも対応をお願いしました。

センターからは、現在は落ち着いているが、母の発言や態度に日々波があり、支援の方向性が定まりづらいとのことでした。

費用よりも「人の出入り」が負担だという母の気持ちもあるようで、サービス利用には消極的です。


私としては、介護費用はかかっても仕方ないと考えており、親本人の意思を尊重しつつ、必要なサービスは利用してもらえたらと思っています。

ただ、私自身が介護に関わるのは難しいため、包括やケアマネと連携して進めていただければと思います。


母の言動を見ていると、気分の波が大きく、躁鬱などの可能性もあるのではないかと感じています。

今後の対応について、何かアドバイスをいただけましたら幸いです。


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ご相談ありがとうございます。お父様とお母様お二人ともにケアが必要ななか、すでに地域包括支援センターと丁寧に連携され、的確なご意見を伝えておられるご様子からも、「やれることはやった上で、無理な負担は引き受けない」というバランスのとれたスタンスが伝わってきます。

整理しますと:

■ご家族のスタンス

  • 介護費用はかかってもしかたないので、親本人に確認しつつサービス追加で対応してほしい
  • 直接サポートは難しく、包括・ケアマネと話しながら親自身が納得行く選択をしてほしい

■ケア自体の方針

  • ゆくゆくは施設の前提ではあるが、今は母の気持ちに配慮しつつ在宅サービスを追加していく
  • そのためにもメンタル系受診・治療を促す

現在の状況では、ご両親の在宅生活を支えるには支援サービスが明らかに不足している一方で、ご本人の受け入れが進まないという点が大きなハードルになっていると拝見しました。

そのなかで、次の一歩として最も効果的でありそうなのは、

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回答者:岩瀬 良子(いわせ・りょうこ)

介護支援専門員(ケアマネジャー)/介護福祉士 京都大学総合人間学部卒業。病院・施設・在宅など多様な現場に従事し、介護職員初任者研修講師経験や英国ホスピス視察などを経て「地域ケア」と「納得のいく看取り」を探求・実践する。現在はその知見を活かし、「仕事と介護の両立」に関する個別相談やQ&A対応、専門記事の編集を担当。現場のリアリティと専門知識に基づいた、正確で温かみのある情報発信を行っている。【執筆協力】中央法規出版『生活援助従事者研修 公式テキスト』

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