脳梗塞後に障害者手帳を取得するメリットとデメリットは?

脳梗塞後に障害者手帳を取得するメリットとデメリットは?

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父親が脳梗塞後、高次脳機能障害や身体障害(左片麻痺)があり、介護保険は申請してサービスを利用していますが、障害者手帳を発行するかどうか迷っています。


障害者手帳を持つことでのメリットとデメリットを教えてください。(40代男性、自営業)


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お父様の脳梗塞後の高次脳機能障害や左片麻痺に向き合いながら、介護保険サービスを既に利用されている中で、さらに障害者手帳の取得を検討されているとのこと。生活を支える制度をどう選ぶか悩むお気持ち、とてもよくわかります。


迷って当然のテーマですが、「知っておくことで選択肢が広がる」ことも多いため、今の段階で整理されているのはとても前向きな一歩です。


結論からお伝えすると、「取得しておいて損はない」制度であることが多く、取得だけしておき、必要なタイミングで活用するという考え方が現実的です。


障害者手帳には主に「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」の3種類があり、お父様の場合は身体障害者手帳(片麻痺)や精神障害者手帳(高次脳機能障害)が対象になる可能性があります。

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回答者:服部 陽子(はっとり・ようこ)

介護支援専門員、社会福祉士、産業ケアマネジャー1級。 <経歴> 介護施設での相談職を経て、現在は在宅のケアマネジャーとして活動中。14年間の相談支援経験を通じて、「仕事と介護の両立」に悩む家族に寄り添い、“備え”の重要性を強く実感する。 現在は企業と連携し、ビジネスケアラー向けにセミナーや個別相談、職場環境づくりを行い、自分らしい“幸せな働き方”を叶えるための支援に取り組んでいる。

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