認知症における病院に行くタイミングについて

認知症における病院に行くタイミングについて

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地域の中で、認知症カフェをやり始めました。
皆さん関心があり、「
病院に行くタイミングはいつか?」と質問を頂きます。


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認知症に限れば、病院にいくタイミングはいつか、という質問にはとても答えにくくなります。近くに認知症を丁寧にきちんと診察してフォローしてくれる医療機関があれば、早いほうがいいでしょう。認知機能の悪化を遅らせるための生活環境の作り方の指導などをしてくれるからです。

しかし、単に認知症悪化を送らせる薬を飲むためだけに受診するのであれば、いつ行かれてもそれほど関係ないだろうと思われます。認知機能の悪化予防には薬剤よりも生活環境を整え、パーソンセンタードケアを実施していくことが薬剤よりも有効であると世界中で言われているからです。

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回答者:伊苅弘之(いかり・ひろゆき)

医療法人さわらび会福祉村病院副院長。医学博士。日本老年医学会・日本老年精神医学会の専門医・指導医。 1957年4月25日生まれ。愛知県名古屋市出身。豊橋市に拠点を構える信州大学医学部卒業後、名古屋大学医学部老年科学教室に入局。記憶に関する基礎実験を行い医学博士を取得。1993年1月から1995年3月までアメリカ国立衛生研究所客員研究員。帰国後、名古屋大学医学部附属病院にて「ものわすれ、認知症外来」を5年間行われました。1999年4月より高齢者のための総合的施設群(1,000人以上の高齢者が生活している)の中心となる福祉村病院に勤務されています。

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