レビー小体型認知症の親の退院後、老健・グループホーム・在宅、どれが最適?

レビー小体型認知症の親の退院後、老健・グループホーム・在宅、どれが最適?

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レビー小体型認知症の父(76歳)の退院後の生活について、施設入所も含めた今後の方針で悩んでいます。


父は3ヶ月前にレビー小体型認知症と診断され、当初は「初期」と言われていましたが、2ヶ月前に自宅で倒れて以来ずっと入院中です。この2ヶ月で認知症の進行と体力の低下が顕著になり、現在はバルーンカテーテルを使用しています。介護認定は申請中ですが、まだ結果は出ておらず、要介護1になる可能性が高いと聞いています。


自宅には母(要支援1/足が不自由)と妹(障害があり介護参加不可)がいます。私は遠方に住んでおり、すぐに支援に入ることが難しい状況です。


昨日、退院に向けて老健(介護老人保健施設)の面談がありました。結果はまだ出ていませんが、立ち会った母によると、「ご本人が自力で食事や起き上がりが可能なため、老健の他の入居者と比べて状態が軽く、合わないかもしれない」「リハビリも希望するような形では難しいかも」と言われたそうで、入所が断られる可能性もあるとのことです。母自身は足が不自由なため、在宅での介護には大きな不安と恐怖を感じています。


このような状況で、グループホームの話が出ているのですが、以下の点について教えていただきたいです。


①父のような状態(バルーン使用中)でも、グループホームで受け入れてもらえる可能性はありますか?

②父本人にとって、老健・グループホーム・その他の選択肢のうち、どのような環境が最適でしょうか?頭は比較的はっきりしており、刺激の少ない環境ではさらに認知症が進行してしまうのではと心配です。

③介護サービスを活用することで、母が在宅介護をする可能性はあるのでしょうか?


入院前は自立した生活を送っていた父が、この2ヶ月で大きく変わってしまい、家族としてショックを受けています。できるだけ父の自立を支え、元の生活に近い環境で過ごしてほしいと願っていますが、家族全体の状況や介護体制、費用面の不安もあり、どのように進めるのが良いのか悩んでいます。


ご助言をいただけますと幸いです。


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お父様の状態が短期間で大きく変わり、ご家族の今後の介護体制についても急に決断が求められる状況で、戸惑いとご不安が大きいことと思います。特に「元の生活に近い形で元気に暮らしてほしい」というお気持ちと、「母の負担を増やしてはいけない」という配慮の間で、悩まれていることが伝わってきました。


以下、順を追ってご質問にお答えいたします。


①グループホームの可能性について


グループホームは基本的に認知症の診断がある方が対象であり、日常的な医療処置が多い場合には制限されることもあります。 一方で、バルーンカテーテル使用中の方でも受け入れるグループホームもあり、その違いは

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回答者:岩瀬 良子(いわせ・りょうこ)

介護支援専門員(ケアマネジャー)・介護福祉士 京都大学卒業後、介護福祉士として、介護老人保健施設・小規模多機能型居宅介護・訪問介護(ヘルパー)の現場に従事。その後、育休中に取得した介護支援専門員の資格を活かし、居宅ケアマネジャーのキャリアを積む。「地域ぐるみの介護」と「納得のいく看取り」を志している。

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