父・母ともにケアマネジャーの前では、「何でもできる(支障はない)」と見栄を張っている様子を、他県に住む私は両親の近くに住む弟から聞き、必要な介護認定を受けることができないのではないかという不安を感じています。
父は77歳で脊柱管側彎症のため、歩行に支障が出ており、すでに地域の支援センターの方がついてのリハビリを受けています。母も左手首に支障があり、瓶詰のふたを開けるのに、一緒に暮らす父が手を借りる状態です。
父も母もそれぞれ、普段の生活上の支障を適切に伝えていないと感じることを、担当ケアマネジャーへ私から伝えることはどうでしょうか?
本人のいないところで、このようなことを相談することは良くないことでしょうか?
近くで両親の様子を時々見てくれている弟からその件を直接ケアマネジャーの方に伝えるのは、密告するような形になると感じ、弟と両親の信頼関係に問題が生じないか、やや不安があります。
そのため私から伝えるのもひとつの方法かなと考えましたが、今ひとつ考えがまとまりませんのでコメントをいただけると助かります。
ご事情教えていただきありがとうございます。
ご質問の「本人のいないところで、相談すること」についてですが、ご相談いただいたほうが良いと思います。
生活上の困りごとは言ってもらわない限りわからないことも多く、専門職も情報が無いと対応が難しくなります。
困りごとがあれば遠慮なくケアマネージャーにお伝えください。
ご両親に一言、ケアマネに伝えておくと言っておくといいのですが、抵抗感があるということなので難しいかと思います。 その場合は「自分で言いたがらないので本人には言わず家族から伝えている」という事情をケアマネージャーにお伝えいただければ、 家族から聞いたことを伏せて訪問時などにうまく本人から聞き出していくこともできます。
本人よりも周りの家族の方がわかることもありますので、ケアマネージャーが本人とは別でご家族と話し合うことはよくあります。 密告するようで、と罪悪感を感じる方も確かにいらっしゃいますが、悪いことをするわけではなく、ご両親の生活が良い方向に向かうための情報共有です。
一旦ケアマネージャーに伝えてから、ご両親が受け入れやすい方法やタイミングを考えて進めてもらうと良いのではないかと思います。
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