遠方で暮らす両親間にトラブルが発生、兄弟から介入を求められた際の対処方法について

遠方で暮らす両親間にトラブルが発生、兄弟から介入を求められた際の対処方法について

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長男で50代前半の私は、東京勤務の東京暮らしです。
両親はともに大阪在住で、70代後半。まだ介護の段階ではありませんが、このところいさかいが増えているようです。 私の下には、年齢の近い次男と長女がいます。 次男が大阪の両親の実家の近くに住んでおり、時々様子を見てくれています。 長女は東京を基本とした生活をしています。
昨年、大阪の実家が一戸建てからマンション暮らしになりました。 父は「脊柱管そくわん症」で、長時間歩くのがつらいようです。 母はほぼ健康で、よく外出できているようです。


両親の間に、このところいさかいが増えていると次男や長女から連絡が来ます。先月あたりに電話で両親と話をした際には、問題なさそうな感じでした。しかし、父から母への暴言などが増えているとのことです。次男と長女からは、「長男が何とかすべき」というメールが来て、対応に困っています。


十分にお伝えできていない部分もありますが、ご意見・コメントいただけると助かります。 いきなり長文で申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。


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今の状況について教えていただきありがとうございます。
ご家族それぞれのお気持ちが関わる難しい状況で対応を迫られご不安かとお察しします。

まず、ご両親の様子やいさかいの内容がわかりませんので、ご家族がどう働きかけるべきかを今の段階ではお答えできないことをお詫びいたします。


ただ、お父様が70代後半というご年齢で歩行に問題があるということですので、以前のように体が動かないことへの不満は多少なりとも影響しているのではないかと考えられます。 何かしら生活に支障が出ているとは思いますので、この生活上の問題を理由に地域包括支援センターに相談してみることをおすすめします。


地域包括支援センターは高齢の方の生活に関する無料の相談窓口として各地域に設置されており、遠方のご家族からの相談も可能です。


ご提案する理由は2点あります。

まず、生活上の問題について解決策がみつかるかもしれないからです。
まだ介護という状況ではないとはいえ、プロの目でご両親の様子を見てもらうと、何かしらの解決策を提案してくれる可能性があります。 新たな病気が原因である場合にその兆候に気づいて受診をすすめてもらえることもあります。

次に、

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回答者:木場猛(こば・たける)

㈱チェンジウェーブグループ CCO/介護福祉士・ケアマネジャー/武蔵野大学別科 非常勤講師 東京大学卒業後、介護現場で20年以上・累計2,000件超の家族を支援した「仕事と介護の両立」の専門家。現在は両立支援クラウド「LCAT」や「ライフサポートナビ」の監修、年間400件の相談対応を行う。厚労省の有識者ヒアリング対応をはじめ、東京都・山梨県等の自治体、日本家族看護学会での登壇、パナソニックなど大手100社以上への支援実績を持つ。 著書に『仕事は辞めない!働く×介護 両立の教科書』。月間1,000名規模の「全国ビジネスケアラー会議」モデレーターも務める。

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