#仕事と介護の両立

【Q&A】介護家族のストレスマネジメント、負担を軽減するには?

#仕事と介護の両立

今日の相談テーマ

介護中のご家族のストレスを軽減するには

仕事と介護との両立準備について役立つ情報をお届けするシリーズ。具体的な相談事例を元に、知っておくべき知識をお届けします。

相談事例

認知症がわかった父の介護のため実家に戻り、リモートワークをはじめました。でも、気の休まる時間がまったくとれず疲弊しています。いつまで続けられるかわかりません。

50代女性

実家に帰り認知症の父の介護をしています。父は目が離せない状態なので在宅で仕事をしつつ、1日のほとんどを一緒に過ごしています。できるだけのことはしたいと思っているので、介護の勉強もしておむつ交換などもできるようになりました。今は介護を続けられていますが、自分の時間がほとんど無いのでストレスを感じています。いつまで続くのかと不安になる時があります。

介護プロこばさんの回答

まず一時的にでも介護から離れて休息が取れるように、担当のケアマネジャーに相談しましょう

ご自身でも感じてらっしゃるように、介護負担が大きくなっています。ご家族がストレスを抱えている状況は本人にも悪影響を与えます。まずは一時的にでも介護から離れて休息が取れるように、担当のケアマネジャーに相談しましょう。

介護プロ こばさん 18年間 在宅介護現場に立ち続け500件以上の家族を支援

負担を増やさない認知症との上手な向き合い方

「認知症」といってもその症状は人により様々です。 その多彩な症状を理解できないためにご家族は振り回されてしまいがちです。認知症の症状を理解し上手な対応が可能になるよう、9つの法則を理解しておきましょう。

 

自分のストレスとの向き合い方

介護者の多くの方は、1人で介護を背負い込み「自分が頑張らなければ」との強い思いから、精神的にも肉体的にもストレスを感じてしまいがちです。あなたの介護生活を精神的負担から見直していただく ためのチェックシートで、「がんばりすぎている」部分がないか、振り返ってみましょう。1つでも当てはまる場合はがんばりすぎかもしれません。専門職に相談して自分の時間を作れるようにしましょう。家族会などで同じ悩みを持った人たちと話をすることも有効です。

 

レスパイトの頻度を上げるのがポイント

介護の負担によって介護者が引きこもりや介護うつなどの状態になるのを防ぐために介護サービスを利用することを「レスパイト」と呼びます。このレスパイトの頻度を上げることが、介護のストレスをため込まないために重要です。

 

この記事は専門家に監修されています
 介護プロ
木場 猛(こば・たける)

株式会社チェンジウェーブグループ リクシスCCO(チーフケアオフィサー)
東京大学文学部卒業。2001年の在学中から現在まで22年以上にわたり、介護士・ケアマネージャーの現場職として、2,000世帯以上のご家族を担当し、在宅介護、仕事と介護の両立支援に携わる。
著書:『仕事は辞めない!働く×介護 両立の教科書(日経クロスウーマン)』https://amzn.to/3ryjZNg

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